株主優待って知ってますか?例えば、ある企業の株を購入すると、その企業が展開しているサービスなどを格安、または無償で受けられたりするというお得なものです。株主優待券は普通のサービス券とはわけが違うので、使わないのは損ですよ。

株主優待銘柄のオーダー動向と株価

個人投資家の間には、株主優待関連銘柄の人気が高いと言えますが、この株主優待関連銘柄の値動きの動向には特徴があると言ってもよいでしょう。すなわち、株価は売りと買いの取引となるオーダーの動向によって成立するものですから、株主優待関連銘柄を得ろうと思っている人と買おうと思っている人が、いつ売りと買いのオーダーを出すのかという需給の動向により、株価が形成されることになるわけです。ですから、株主優待の権利取得日に近づけば近づくほど、優待関連銘柄の株価は高くなるという傾向があります。それでは、優待の権利取得最終日に優待関連銘柄の株価はピークに達するのかと言いますと、必ずしもそのような展開になるとは限りません。それは、何故なのかと言いますと、投資家の心理を考えてみると判ります。すなわち、投資家の中には、優待の権利を取ろうとしている人だけではなく、優待関連銘柄の株価がピークに達したところで売り抜けてキャピタル・ゲインを得ようとしている人もいるということです。ですから、このようなキャピタル・ゲイン目当ての人達が、優待の権利取得最終日に売りを仕掛けてくるので、権利取得最終日にもかかわらず株価が下落するというような現象が起こるわけなのです。それでは、優待関連銘柄はどのタイミングで買えば、安く買うことができるのでしょうか。まず、優待の権利取得最終日の翌日、すなわち権利落ち日になれば、当然株価は下落して割安になると言えるでしょう。しかし、このような日に株主優待関連銘柄を買うとしますと、実際に優待の恩恵に浴するまでに相当の日数を要してしまうと言えます。すなわち、通常は、優待の権利を取得してから実際に優待品が送られてくるまでに、3か月程度の期間を要しますから、この方式で年1回の優待銘柄を買ったとしますと、実際に優待の恩恵を浴するまでに15か月近くかかってしまうということになります。それに、景気が悪くなって株価全体が低迷状態に入っている時などには、優待の権利取得最終日に近くなっているにもかかわらず、優待関連銘柄の株価が下落してしまうということも起こり得ます。反対に、もしもその優待関連銘柄に良い材料などが出ている場合には、優待の権利落ち直後であるのに株価が値上がりするなどということも起こり得ます。ですから、優待関連銘柄の売買をうまく行うためには、優待の権利取得に伴う短期循環的な側面と、その株式の中期的成長の側面を考慮する必要があると言えるでしょう。

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